手紙

聞こえても返事はしなくてもいいよ

それが僕にとって正しい事のような気がしてるだけだけど

憶えてるかいあの夏のいろんな出来事

君が運命だと笑ったのは実は用意周到な僕の仕業さ

 

つらいこと考えないように

悪い夢がすぐ逃げるように

君には嘘をつかないように気をつけた

 

気付いたら君がそばにいて

哀しみはなかった

いつの間に表情なんかも

近づいていった

 

そういえばさ最近思うんだけれど

君も僕もきっとただの寂しがり屋の甘えん坊で

でまかせくらいならいくらでも口から出るのさ

そんなもの要らないって分かってたけど僕にはそれしか出来なくて

 

両手を合わせて抱き合って

辛いのは今だけと言い聞かす

何かおかしい感じ解決しないまま

 

気付いたら太陽沈んで暗くなってた空

君の笑った顔、泣き顔

見えなくなった

 

ふざけて嘘ついたら本当になって

追いつけないまま焦りまくって

転んで擦りむく傷から染み出る

ほころび飲み込みお腹を壊して

傷つけるけれど治し方知らない

自然治癒力じゃ全然足りない

さよならして泣いたら朝になってたけど

 

 

気付いたら涙も止まって

哀しくもなかった

その程度?

その程度なのか

何をやってんだ

毎日をやり過ごしていても期待してしまうから

出し損ねた不燃ゴミを燃えるゴミの日に出した

 

あの時の言葉も抱いてた夢も

罪になって罰を受けた

君が今幸せならいいな